平和塾で創る「未来」

世界を舞台に「実践」を学ぶ塾

 

変化する時代に対応する教育を!
 
「グローバル」
「コミュニケーション」
「SDGs」
「ICT」
「ソリューション」
「マネジメント能力」、、、
 
次々と登場する新しいスキルに教育現場は対応できず機能不全を起こしています。塾や予備校は相変わらず偏差値を追い続け、知識を詰め込んだ学生たちは次から次へと変わる新しい科目、制度に疲れ果てており、せっかく合格をつかんだその先に待っているのは「世界の大きな壁」と言う絶望的な状況に直面しています。
 
さらに日本が新しい時代への対応に手を焼く一方で、世界の国々は大きな成長を遂げ、日本に追いつけ追い越せと猛スピードで迫っています。中国、韓国はもちろんかつて「発展途上国」と呼ばれたアジア・アフリカの国々では数年の間に驚くほど経済成長を遂げています。これが現在の若者を取り巻く状況です。
 
私達は世界とつながり、世界の現場で実習しながら知識の使い方を学ぶことで、日本と世界の国々が持つ可能性を最大限に引き出し、次世代のリーダー達を育てています。
 
日本初の「活動」を学ぶ塾、それがなかよし学園平和塾です。
 

 

世界各地に提携校を持つなかよし学園のネットワーク

 
なかよし学園平和塾は海外教育支援を続けるNGO・NPOなかよし学園グループの教育機関として誕生しました。平和塾の塾生は日本での研修の末、なかよし学園が提携する世界各地の学校、孤児院、少年兵更生施設、女性支援施設、なかよし防災学校で世界の生徒たちに授業を行うことができます。現地に行けなくても日本メンバーとしてプロジェクトに携わることが可能です。塾生たちは世界での活動を通じて自ら問題を発見し、解決方法のプランニング、実践そして持続可能性の追求まで行います。この「海外活動」を通して、塾生たちは今までの詰め込み教育から脱却し、自ら考え、行動する「グローバル人材」に育っていきます。
 
自分の学びが「誰かの役に立つこと」を経験し、自分という存在が「世界に役立つ」という実感を学ぶ、それが平和塾の教育です。
 
 

 

カンボジア

・ANLONG TBAL PRIMARY SCHOOL
・AKIRA'S LANDMINE MUSEUM ORPHAN HOUSE
・PREAH NETR PREAH PRIMARY SCHOOL
・SIEM REAP VILLAGE KINDERGARTEN
・KAMPONG KDEI PRIMARY SCHOOL
・OU UMBEL ELEMENTARY SCHOOL
・シェムリアップ小児病院

 

ルワンダ

・UMUCO MWIZA PRIMARY SCHOOL
・KIBAGABAGA PRIMARY SCHOOL
・NEW ATHLETICS STAR team
・NYAMATA NEW PRIMARY SCHOOL
・ECOLE NOTRE DAME DE LA PROVIDENCE
・MIYOBE KINDERGARTEN SCHOOL

 

ネパール

・POSSIBLE NEPAL HOUSE
・Chittapol Community Learning Center
・Kumbheshwor CLC
・Women supporting center Emukhel
・Madane Danda secondary school
・Gandaki secondary school
・Shree Bhrikuti Secondary School

 

コンゴ民主共和国

・PROVIDE HOPE IN ACTION
・FOUNDATION PATO NDOGO
・NEW HOPE CENTER
・NAKAYOSHI DISASTER PREVENTION SCHOOL

 

ウガンダ

・RWAMWANJA REFUGEE CAMP

 

平和塾の授業

ソリューション発想の「活動的」学び

 

受験マシーンが通用しない時代へ!
 
「勉強しておけば将来役に立つ」
 
そう言われて必死に単語を覚え、公式を暗記し、受験を突破してきた子ども達を待つものは、、、
 
日本では学んだ知識の「使い方」を誰も教えてはくれません。だからある子は高得点や高偏差値を取ることが勉強の意味だと勘違いし、ある子は勉強を諦めスポーツやYoutubeなど違う分野に夢を見ます。
でもその先に希望はありません。高学歴の受験マシーンが社会に出て「使えない」と言われ、狭き門に破れた子達は引きこもり、ニート化してしまう。日本の大卒者の離職率の高さや引きこもり率の高さが問題の深刻さを表しています。日本に根付く社会問題の原因を日本の生徒の「勉強嫌い」にあると考え、学びがもっと楽しく意義のあるものに変える。平和塾が目指す真の教育がここにあります。
 
 
私達は学んだ知識の「使い方」にこだわり、世界各地で実習を行います。教科書ではなく「リアルな世界」から学ぶことで、成功する喜びも失敗する悔しさもこれまでの勉強の何倍にも増加します。そしてどの塾生も自ら学ぶようになります。
 
活動を通して「学びの意味」を知る、そして学んだことを「誰かのために役立てる」。それが平和塾の教育です。
 

 

 
学ぶ意味を知る。

 
「勉強が大好き」と言う生徒は日本では珍しいかもしれませんが、私達が活動する世界の子ども達はみんな勉強が大好きです。しかし、戦争貧困で彼らを取り巻く環境は深刻です。教科書やノートもない環境で、地面に棒で字を書いて学ぶ人々もいます。
 
日本の生徒達は恵まれた環境で社会の仕組みや自然の法則を学び、様々な問題に対処できる基盤を持っています。平和塾の塾生達は学んだ知識を駆使して「今、できること」を実践します。そして学ぶ力が目の前の人々を喜ばせることを知ります。
 
「自分がもっと勉強すれば、もっと多くの人をHAPPYにできる」
 
学ぶ意味を知った塾生達は活動後も自分の学びに使命感と喜びをもって取り組み、やがて大きな夢の実現へと羽ばたいていきます。
 
平和塾ではそれぞれの学習段階に応じて社会問題を意識する授業を行い、その上で自分がその問題に対してできることを考えます。そして実際に計画を立てその問題にアクションをかけていきます。塾生同士の協力や現地の同世代の仲間達との協力を通じて、現地の人々の問題が少しでも解決に向かったことを実感した時、彼らは「学んだことが決して裏切らない」ことを知ります。
 
学びは自分だけのためではなく、世界の誰かのためにもなる。
 
これが平和塾の活動学習です。

平和塾の志

世界で「自分が主人公の人生」を歩む

 

ただ「勉強すればいい」時代の終わり

  なかよし学園に寄せられた10〜20代の声

 

悲鳴をあげる若者達

 
「いい学校、いい会社で幸せな人生」と言われたのは遥か昔。現代の若者達は小学生の頃から塾に通い中学、高校、大学と受験戦争を戦い、さらには英検をはじめとする資格試験取得、スポーツ実績、プログラミング、、、
 
という壮絶な状況の中でもがき苦しんでいます。
 
 その結果、世界で最も恵まれた「経済大国」の日本で若者が将来に希望を見出せず、自ら命を絶ってしまう事態も生じるという大変危機的な状況にあります。
 
そんな状況にあって、大人達は「ゆとり教育」「英語スピーキングテスト」「グローバル戦略」と色々な手を打ってきましたが、どれも効果を上げることができず、振り回される若者達が却って負担を増やされ生きる活力を削がれてしまっています。

【若者にとって「無理ゲー」な状況がこんなにも】

落ち続ける経済。経済大国は遠い昔の話?

浮き彫りになる貧困

 日本の経済力衰退は深刻な問題に

  出所:三菱総合研究所「IMD『世界競争力年鑑2021』からみる日本の競争力 第1回:結果概観

 
 
 
 
「グローバル」「コミュニケーション」「SDGs」「ICT」「ソリューション」「マネジメント能力」
最近よく聞くこれらの言葉は日本が世界と比べ苦手とする分野と言われています。
かつては経済大国として世界中に名を馳せた日本も、今では経済成長著しいアジア・アフリカ各国の急成長をただ見守る状況です。
 
今でこそ高度経済成長以降、世界をリードしてきた日本企業の力で何とか日本は先進国を維持しています。しかし加速する世界のスピードを前に大企業でも倒産や規模縮小、売却など、日本の「見えない貧困」「経済格差」は現実に浮き彫りになり始めています。
 
また、65歳以上の人口が30%に迫る日本は「超高齢社会」と呼ばれ、内閣府の試算では2065年には2.6人に1人が高齢者という国になると言われています。
 「ヤングケアラー」という言葉が示すように、こうした山積する問題はすべて次世代の若者達の負担として持ち越されている現状です。

海外への扉を閉じる語学力

日本の教育、これで大丈夫?

 

 
 
 
 
日本の学習環境は世界中を見ても最高レベルです。しかし、日本人は英語が得意ではありません。平和塾塾長中村は中学高校1種英語教員免許を保有し、長年英語教育に携わってきましたが、海外で活動を始めたのは30を過ぎてからでした。
 
日本では英語を使う必要性が無いことから英語は受験のためのものでコミュニケーションのためのものではなくなっています。高偏差値の学生よりも地方の観光業の方々の方が英語コミュニケーションが得意という皮肉な状況が続いています。
 
私たちはこの状況を生徒の学習不足ではなく、教える側の先生達が「英語を使っていないから」だと考えました。そこで平和塾では実際に世界で英語をベースに授業を行ったスタッフが同行し、塾生たちにも「英語を使う経験」を授けるプログラムを開発しました。現地での活動を経験した塾生は「もっと話せるようになりたい」という気持ちを持って帰国します。こうして英語の学習意欲が上がっていくのです。
 
平和塾では英語ができる人もできない人も「英語で意思を伝える」経験をします。現地では教員免許を持つ専門のスタッフが語学を完全サポート。それぞれのレベルに応じて自分の意思を英語で伝える経験を積んで、帰国後の学習に活かします。塾生達の多くは英語4技能が向上し、留学や国際活動に進路を決める人もたくさんいます。

自己肯定感の低さが表す日本の未来

自信は「持つ」もの「経験」するもの

 若者の自己肯定感「自分に満足してる?」

出所:内閣府HP「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」

 
 
 
 
産まれたばかりの赤ん坊に鳴き方を注意する人はいません。でも、今の日本ではお乳を母乳で飲むかミルクで飲むかに始まり、何歳で立ったか話したか、かけ算を幾つで覚えたか、資格をどれだけ早く取ったか、偏差値の高い学校を出たか、、、産まれてから死ぬまで「参考書」を頼りに「模範解答」に沿って生きる世の中です。その結果、この国は誰もが自信を持てない国になってしまいました。
 
人間は失敗から学びます。平和塾の塾生達は世界で必ず何らかの失敗をします。誰もが「もっとこうしておけばよかった」という想いを胸に帰国します。でも、彼らはその失敗を大きく上回る成功体験を経験します。初めて行った国で人々に受け入れられ、感謝される経験をしたからこそ「次はもっと彼らを喜ばせたい」という気持ちになるのです。
 
自ら考え、失敗と成功を重ねながら他者に認められていく。それが社会の正しいあり方だと私たちは考えます。私たちは自信を持って未来を切り開いていく人材を育てています。

自分を試す場の無い「さとり世代」達の行く先

やる気を削ぐ環境を変える。キーワードは「世界」

  若者のやる気調査「やる気がでない人」

出所:内閣府HP「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」
 
 
 
 
何かをしようと思えば誰かと「競争」することを強いられ、あらゆるものが点数や金銭的価値に交換される中で、何かをやってみたいと思う気持ちは限りなくゼロに近づいていきます。そんな状況で「興味を持ちなさい」と言われても、また競争に追い込まれていくのを知っている若者達はやる気の起こしようがありません。
 

 
でも、世界にはそんな競争のない場所がたくさんあります。グローバルやICTといった分野はこれから私たちが切り開いていく未開拓の分野です。それぞれの描く理想を試行錯誤しながら現実に変えていくのです。
 
平和塾では競争も点数もありません。 どれだけ他者を喜ばせたか、どれだけ自分が笑ったか、どれだけ自分たちが幸せを感じたか、それが私たちの「モノサシ」です。さとり世代、シラケ世代がまだまだ知らない未知の世界で私たちは挑戦を待っています。

未来のタネを潰す社会に未来は無い

日本で、世界で、若者のタネを蒔く平和塾の挑戦

 若者の意識調査「キミは世の中を変えられる?」

出所:内閣府HP「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」
 
 
 
 
 

安定した環境でみんなと同じ道を歩むことが美徳とされた日本では、道を踏み外すことは社会から外れることを意味します。でも、情報テクノロジーや途上国の急成長という新しい時代に入って「安定した環境」は崩れ始めています。急に「個性を大事に」「新しいことをやってみよう」と言われても無理があります。
 
本来社会は若者の挑戦を応援するもの。でも高齢社会の日本はステレオタイプの価値観が支配し若者の挑戦を否定します。そして若者は挑戦することに臆病になり、やがて諦めていきます。投票率の低さ、購買意欲の低さ、就職や結婚まで「別に必要ない」という若者が増える日本に未来があるはずがありません。
 
世界全体とはいかずとも、自分の周りの小さな世界を変革しながら人は成長するもの。自分のアクションで周りの人が少しでも笑顔になったり幸せになる姿を確認して人は成長します。平和塾は今の日本では難しくなった「小さな世界の変革」を経験し、やがて大きな世界へと成長させます。
 

次世代の人材を育成することが世界全体の「希望」に

早期の人材育成を世界規模で行うのが平和塾の志

  若者の意識調査「将来に明るい希望はありますか?」

出所:内閣府HP「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」
 
 
 
 
 
何をやってもダメ出しされ、言う事を守っていても「新しいものを生み出せ」と言われる若者達は将来に悲観し、挑戦する事を諦めてしまいました。
 

 
希望は待っていても実現しません。希望を現実にするためには自分の力で周りの世界を変えていく事、そして周りとともに自分が変わっていく事、「こうしたほうがいい」ではなく、「こうしたい!」と言う理想に世の中を近づける事が必要なのです。
 

 
平和塾の塾生達は行ったこともないアジアやアフリカの国々で同じ世代の仲間と共に「幸せのカタチ」を探します。お互いに無いものを教え合い、国境を越えて同じ時間を過ごすことで共に成長します。
なかよし学園の生徒達がやがて大人になり、パートナーシップで世界の諸問題を解決していく。そんな人材を育てるために平和塾は生まれました。塾生達は私たちの希望。そして彼らとともに平和な世界を目指し挑戦していくのがなかよし学園平和塾なのです。

世界各地で「授業」をする塾生たち

世界には戦争や貧困、少年兵、児童婚、、、本当に多くの問題があります。教科書で言葉を知っていても、いざその「当事者」に直面したらどうしますか?
 
平和塾の学びの舞台はリアルな現場。戦争や地雷で手足を失った人、貧困でストリートで暮らしていた子どもたち、元少年兵だった人たち、「かわいそう」では済まない現実と向き合い、その人のために何かできることを考え実行していく。それが平和塾の授業です。
 
点数を取るためではなく、お互いにとって、未来にとって、最も良い世界を作るために、その方法を考えることから本当の学びが始まります。塾生たちは世界各地で授業を行い、自らも「本当の学び」に気付き、さらなる問題の解決へと歩んでいます。

【塾生達が行った授業の一部】

竹トンボで「空を飛ぶ仕組み」を教える

1本50円ほどの竹トンボを教材に空気と揚力の関係を説明し、それを実体験するために竹トンボを飛ばす。子ども達の夢が空高く舞い上がりました。

絵の具を使って「自己表現」を学ぶ

紙が手に入らない地域の子ども達に真っ白い紙と絵の具で好きな絵を描いて自分の家に飾ろうという授業を行いました。自分のイメージをカラフルな色で表現し、大切な一枚を飾ってみんなに見てもらう。それがヒトの思いやりや認め合う気持ちを育みます。

お面を使った「ヒトの気持ち」の授業

DVや犯罪が発生する地域で、3種類のお面を使って「かける言葉によって相手はどんな気持ちになる?」を考え、ヒトの気持ちを想いやることを教える道徳教育を行いました。

ゴミ箱バスケットボール授業

大地震や貧困でゴールがないためプレーすることが出来ないバスケットボールをアイデアによって可能にするゴミ箱バスケットボールの授業。生徒達は0から創り出すことを学びます。

バランスボールで大玉ころがしの授業

ルールを教えるのに効果を発揮するのが体育の授業。大地震で校庭がなくなったネパールでは限られた土地を有効に使った大玉ころがしの授業で生徒達はルールを守ること、仲間と協力することを楽しく学びました。

フエラムネを使った「音」の授業

「音はどういう仕組みで聞こえるのか?」を楽しい実験を通して行いました。身の回りの科学に興味を持ち、考えるキッカケを作るのがなかよし学園の授業です。私たちの授業は世界中で高い評価をいただいています。

日本と世界が「学び合う」モデル

 

世界を変える若者たち

 
現在日本の若者の多くが自分に自信が持てず、将来に希望を持てない状況にいます。世界の国々と比べてもダントツに低い「生きるチカラ」は引きこもりの増加や若年者の高い自殺率という大きな社会問題となっています。
 
恵まれた環境で存分に学べるのに、、、。そんな日本に足りないもの、それは「世界を変える経験」です。知識を詰め込むインプットばかりでアウトプットを行わない勉強が若者から希望を奪っていきます。平和塾では自分が考えた授業によって世界の人々を喜ばせるという経験をします。教科書やノートが無い環境に「質の高い教育」を提供することで現地の人々の世界は変わります。そして活動する塾生達も彼らから「生きるチカラ」を学びます。
 
国境を超えてそれぞれが持つ良さを認め合い、足りないところを補い合う。それがこれからの時代に必要なグローバル人材です。「自分にもできた」という自信はやがて世界を変革する大きなチカラに育っていきます。平和塾はそんな近い未来の教育を実現する場所です。
 

平和塾塾長メッセージ

「自分たちの世界」をどう描き、どう変えていくか

 

なかよし学園校長中村雄一の想い
 
なかよし学園の校長であり、平和塾の塾長を務める中村は通信制高校教諭として教壇に立って以降、塾、予備校、家庭教師とあらゆる教育現場で教育活動を実践してきました。東大や早慶、医学部といった難関校受験のスペシャリストとしてキャリアを重ねる一方、教育カウンセラーとしてイジメや不登校問題に取り組み、教育ジャーナリストとして多くのメディアにも出演する、まさに教育のプロフェッショナルです。
 
そんな中村は2013年に取材で訪れたカンボジアで衝撃的な体験をします。

1cmのチョークで学ぶ生徒たち

カンボジアは1980年代まで内戦状態が続いていました。国内には現在も300万個と言われる地雷が埋まっていて、日々罪なき人々の手足や命を奪っています。そんなカンボジアで中村が見たのは信じられない光景でした。
 
ある小学校を訪問した際、中村が見たのは1cmにも満たないチョークで板書を描く先生とチョークの粉で答えを書く生徒たち。そんな厳しい状況でも生徒たちの「学びたい」と言う気持ちは強く、教壇に立った中村にいつまでも質問を浴びせ続けました。
 
「この子達に勉強を教えたい」そこからなかよし学園の海外活動が始まりました。

中村塾長からメッセージ

 
こんにちは。このホームページにたどり着いた君はきっと「自分にも何かできる」と信じて「今、自分にできること」を探し求めているはず。僕もそうだった。たくさん勉強したのに学んだことを活かせる場が日本にはあまり無い。世界はこんなに広いのに教室という小さな世界でイジメが起こり大切な命が失われる。そんな世界を変えたくて、俺は世界へ飛び出した。
 
君はどんな世界を作りたい?どう変えていきたい?
 
そのイメージを平和塾で学ぼう。世界を平和にするための活動を学ぶ場所がこの平和塾だ。不安もきっとあるだろう。でも俺はこれから世界の扉を開く君に声を大にして言ってあげたい。
 
君は、できる。
 

 

平和塾の強み

スタディツアーではできない「活動」の学び

 

経験豊富な先生たち

平和塾で塾生に活動を教えるのは、0から海外教育支援を始め、アジア・アフリカ各国で授業する基盤を築いた中村塾長を始め、かつては塾生として中村塾長と世界を共に回り活動を行ってきた塾生達です。また塾生達が訪れる各国には私たちと活動してきた現地スタッフが沢山います。
また、平和塾での活動は国際教育支援NGO団体なかよし学園の活動として現地の行政機関、国際連合各機関(UNHCR、ユネスコ、ユニセフ等)、国際赤十字と連携して行います。
どの人たちも厳しく、優しく、あなたのことを世界を平和にする「仲間」として迎えてくれることでしょう。

 

教科書を超える現場学習

文部科学省の「社会環境の変化と求められる人材像」には産学が連携し「グローバル」「マネジメント」「コミュニケーション」に長けた人材を養成することが記されています。また入試では「活動実績」を問うようになりました。
 
今、教科書学習の限界を破り「教科書で学んだ内容を活動で実践する」教育が求められています。
平和塾は受験教育の世界で多くの難関校合格者を輩出した中村塾長の経験をベースに、人材育成はもちろん受験でも通用する本当の力を身に付けるカリキュラムで塾生を指導します。
 
文部科学省「社会環境の変化と求められる人材像」

 

入試は「活動実績」重視へ

でも誰が教える?という現実

 
新しい時代を見据え日本の教育制度も変わろうとしています。一昔前は推薦入試といえば学校の成績優秀者のためのものでしたが、今は 総合型入試(旧AO入試)と呼ばれる「これまでの活動」を評価する入試が取り入れられるようになりました。また、医療系の学部(医学部・獣医学部・歯学部・薬学部)では海外ボランティア経験を要求する学校も増えています。
 
このような状況の中、中学高校ではSDGsコンテストを開催するなど社会へ目を向けさせる動きを見せていますが、あまり効果が出ていません。予備校や塾に至っては模範解答の暗記を教える始末。原因は教える側にあります。学校や予備校の先生達は自分が活動したことがありません。活動においては問題設定から、実行方法のプランニング、活動後のフィードバックなど様々なプロセスがあります。 活動経験なくして教えることはできないのです。
 
なかよし学園は豊富な海外教育支援活動経験から全国複数の高校でSDGs講演会を開催し、中学高校のSDGsコンテスト審査員を務めるなど活動の専門機関として日本の生徒達を応援してきました。 平和塾はなかよし学園のノウハウを駆使して世界の扉を開く塾生の海外活動、国内活動を0から教えます。

 

 

【塾生達の栄光】

大学入試(総合型選抜)合格

【医療系学部】

東京医科歯科大学、順天堂大学、国際医療大学、麻布大学、有明医療大学

【私立大学】

慶應義塾大学総合政策学部、早稲田大学国際教養学部、立教大学異文化コミュニケーション学部、順天堂大学国際教養学部

全国小中学生作文コンクール

読売新聞社賞

日本テレビ放送網賞

千葉県最優秀賞

千葉県優秀賞

千葉県佳作

新聞・テレビ出演

NHKニュース

テレビ東京「巷の噺」

テレビ長崎「みんなでSDGs」CM

読売新聞

毎日新聞

東京新聞

南日本新聞

繊維ニュース

北國新聞

桐生タイムス

表敬訪問・表彰

コンゴ民主共和国北キヴ州知事

在日ルワンダ大使

鹿児島市長

松戸市長

バーチャル時代だからこその「リアリティ」

発達したコミュニケーション社会で「ひきこもる」矛盾

 
内閣府の調査では約61万3千人いると言われる「ひきこもり」。デジタルが発達し、コミュニケーションがこんなにも簡単になったこの時代になぜ?と思う人も多いでしょう。でも、デジタルが発達したからこその問題が潜んでいます。デジタルの世界では 合理化が進み、コミュニケーションの 迅速化効率化が重視されます。そのため 人間同士の「愛情」というコミュニケーションが疎かになり、気がつくと心が満足していない状態に。
 
なかよし学園は2007年の創設以来、いじめ・ひきこもり問題に取り組んできました。平和塾でもその経験を取り入れ、いじめ経験者、不登校、ひきこもり経験者の受け入れを積極的に行っています
 
「お前なんかいらない」
日本でそう言われた塾生に「世界は広い」ことを教え、自分を受け入れ、愛してくれる仲間がいることを教える。これも平和塾ができる教育だと私たちは考えます。狭い世界で自分を否定することなく、大きな世界で仲間を作りましょう。平和塾はいじめのない、誰もが一緒に笑い合える世界を目指します。